Meaningless Notebook

我輩は雑記帖である。名はまだない。


自宅に ESXi サ-バ-があるんだけど過去に構築してから、かれこれ 10 数年の月日が経ってた。

性能的にもグレ-ドアップしたいなぁって思ってたし経年劣化もあって新しく自作することにしたのだ… !

購入パ-ツ

ケ-スは流用する事にして購入したパ-ツは…

CPU には Intel CPU Core i5-13600T 低電圧バルク版 第13世代 Raptor Lake-S ¥39,980 をチョイス。

最新世代で Core i5 なので、そこそこの処理性能を保ちながら TDP が驚きの 35W !!!

過去の経験から ESXi サ-バ-で Linux を数機動かすだけなら充分かつ低発熱に魅力を感じて購入。

これらのパ-ツ総額 ¥146,738 、だけど店頭購入割引で (セット割とかサマ-キャンペ-ン割とかあった) で ¥6,560 程割り引かれたので 14 万円程度となった。

まぁ、(快適なサ-バ-ライフには) 多少はね ?

ちなみに HDD を購入していないのはストレ-ジとして QNAP があるので iSCSI 接続で対応するから。


で、組み立て…

ました !

記事にすると一瞬だけど、実際には 半日程度使った… (´・ω・`)

何分自作するの 10 何年ぶりだし…

後、何回かセットしたパ-ツ外して付け直したりしたし…

パ-ツのセットは…

  1. NVMe (内臓 SSD)
  2. CPU
  3. 電源ケ-ブル (マザ-ボ-ド)
  4. ケ-スのケ-ブル (LED とかパワ-スイッチとか)
  5. マザ-ボ-ドをケ-スにセット
  6. 後は残りをセット

がいいかもしれない。

で UEFI 画面でも特にエラ-とかはなかったので VMware ESXi インスト-ルする事にしたのだ… !

ちなみに…

エアリア SD-PECPCiRi3 は、もうマザ-ボ-ドに搭載される事が無いであろう PCI スロットを PCI-E スロットに差し込んで PCI スロットが使えるようにするもの。

ちょっと使いたい PCI カ-ドがあったので購入して搭載したけど未だ機能するかは未確認。

まぁ知ってる人は、あっ (察し) だけど。

機能するか確認出来たら記事にするかも ?

とりあえず煙は吹いてない。

VMWare ESXi 8.0U1a インスト-ル

結論だけ先に言えば、何も手を加えずにインスト-ルしても正常に動作しなかった。

発生した事象は

  • Fatal CPU mismatch on feature
  • マザ-ボ-ドの NIC を認識してくれない

の二つ。

今回選定したマザ-ボ-ド、Z790M-ITX WiFi は NIC を二つ (Intel I226V と Intel I219V) 備えているが I219V を認識してくれなかった。

八方手を尽くしたけど、I219V のマイナ-バ-ジョン ? 0dc8 は未対応なようなのでしょうがなく USB NIC に逃げる事にした。

その内、バ-ジョンアップで対応してくれる事を祈るしかない… (´・ω・`)

なので本記事で記載しているインスト-ル手順は、それらに対応する為の手順が組み込まれている。

USB NIC 購入

ブログ等で記事に記載されていた BUFFALO 有線LANアダプター LUA4-U3-AGTE-NBK を購入。

¥1,500 ぐらいで販売されており、ヨドバシで売られていたので入手難度は低かった。

正直、ちょっと BUFFALO 製品に拒否感を感じなくもなかったけど前例のない USB NIC を購入して動作しなかったらと考えると選択肢はこれしかなかった。

カスタム ISO 作成準備

Power CLI インスト-ル

Install-Module -Name VMware.PowerCLI

Windows PowerShell で上記コマンドを実行する。

Python (3.7) インスト-ル

Power CLI が Python (3.7) が必要なのでインスト-ルする。

私は作業 PC が Windows 11 だったので Microsoft Store からインスト-ルした。

カスタム ISO 作成デ-タ準備

VMware 公式サイトと VMware が提供している Flings からカスタム ISO 作成に必要なデ-タをダウンロ-ドする。

今回は

をダウンロ-ド。

VMware ESXi だけど、なんか日本語サイトじゃなくて英語圏のサイトじゃないと最新版がダウンロ-ド出来ないっぽい ? (ダウンロ-ドサイトに辿り着けなかった)

カスタム ISO 作成

カスタム ISO 作成デ-タをダウンロ-ドしたファイルのある場所で下記コマンド群を実行する。

Add-EsxSoftwareDepot ESXi の Offile Bundle ファイルパス
Add-EsxSoftwareDepot USB Network Native Driver for ESXi ファイルパス
New-EsxImageProfile -CloneProfile Get-EsxImageProfile で確認した ESXi ~ Standard のプロファイル -Name 新しく作成するイメ-ジプロファイル名 -Vendor 作成元名
Add-EsxSoftwarePackage -ImageProfile 前コマンドで新しく作成したイメ-ジプロファイル名 -SoftwarePackage vmkusb-nic-fling
Export-EsxImageProfile -ImageProfile 前コマンドで新しく作成したイメ-ジプロファイル名 -ExportToISO -FilePath "作成する ISO のファイル名"

ESXi インスト-ル (カスタム ISO)

カスタム ISO を USB に書き込んで VMware ESXi をインスト-ルする。

USB 書き込みは Microsoft Store から Rufus をインスト-ルして行った。

カスタム ISO を使用するけど、VMware ESXi のインスト-ル自体はデフォルトの ISO と変わりなくインスト-ルが行える。

なのでインスト-ル時は Fatal CPU mismatch on feature だけを意識すればいい。

具体的には 電源投下後に VMware ESXi インスト-ルが開始する前に Shift + O を押下して下記 Boot オプションを追加して開始する。

cpuUniformityHardCheckPanic=FALSE

*

インスト-ル後の設定が完了するまで電源投下後に上記 Boot オプションが必須。

ESXi セットアップ

Fatal CPU mismatch on feature 抑止

VMware ESXi の Web UI、VMware ESXi Host Client にアクセスして SSH を有効化して下記コマンド群を実行する。

esxcli system settings kernel set -s cpuUniformityHardCheckPanic -v FALSE
esxcli system settings kernel set -s ignoreMsrFaults -v TRUE

Persisting USB NIC Bindings

USB NIC の設定を再起動後も引き継ぐように下記コマンドとスクリプト配置設定を行った…が、もしかすると USB NIC が一つならコマンド実行だけで良かったかも… ?

コマンド
esxcli system module parameters set -p "usbBusFullScanOnBootEnabled=1" -m vmkusb_nic_fling
スクリプト
vusb0_status=$(esxcli network nic get -n vusb0 | grep 'Link Status' | awk '{print $NF}')
count=0
while [[ $count -lt 20 && "${vusb0_status}" != "Up" ]]
    do
    sleep 10
    count=$(( $count + 1 ))
    vusb0_status=$(esxcli network nic get -n vusb0 | grep 'Link Status' | awk '{print $NF}')
done

esxcfg-vswitch -R

参考元